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Case Studies

取組事例集

(株)ハニーマザー/ 田田田堂

【基本情報】
(株)ハニーマザー
神戸市東灘区御影中町4-8-8
Tel 078-224-5439
営業時間 : 11:00 ~ 18:00 定休:水曜
https://honeymother.jp
https://tatatado.jp

【経緯】
1998年、人の健康と地球環境との共存をテーマに、マヌカハニー専門店として誕生。多くのファンに支えられる。
2代目西田智祐氏により、マヌカハニーと暮らしにいいものをコンセプトに、2014年より動物性食品不使用の料理教室を開始。2017年より小麦・卵・乳製品を使わないスイーツの製造販売を開始。
2020年、お店がリニューアル。
2022年、有機の米粉を主体としたお米ブランド、「田田田堂(tatata-do)」を立ち上げる。

【有機山田錦米粉のストーリー】
有機山田錦米粉が生まれるきっかけは、地元兵庫の特産品である酒米の王様「山田錦」との出会い。
この品種は、甘みやうまみが充実して粘りが少なく、酒造以外にもさまざまな可能性を秘めた魅力的な存在と知ったことからでした。

 日本酒離れやコロナ禍など厳しい状況の中でも、受け継いだ土地に根を下ろし、よりよいものづくりを続ける誠実な生産者がいることも知り、そんなつくり手の方々とともに、お米から広がる新しい食文化を考えていきたい。そんな思いから、2022 年、米粉の焼き菓子を軸に、田田田堂ブランドが走り出しました。

小麦アレルギーをお持ちの方やグルテンフリーを実践されている方にも安心な食材・お米。
その楽しみ方が今よりもっと広がれば、その価値は世界にも発信できるはず。

 しかし、山田錦は本来はお酒になるために活用されていくもの。しかし、規格外品として扱われていた、お酒にならないほんの少しだけ小さい「中米(ちゅうまい)」なら、生産者より手に入れることもしやすいし、そこに付加価値をプラスして、十分に魅力を発揮できる。そんなことを考え、より生産者さんとの出会いを広げ始めました。

【有機山田錦生産者 藤岡農場さんとのタッグ】

北播磨地域に位置する多可町も山田錦の産地ですが、有機山田錦を育て出荷する生産者さんグループもあり、そこで多可町の若きHOPEである藤岡農場さんに出会い、ハニーマザーの考えにとても共鳴をいただき、2021年よりタッグを組み、農作業にも参加するなど、交流を重ねています。

新規需要米制度活用も絡めた契約的な栽培、そこには酒用としては規格外として扱われるすこし小粒(中米)のお米でも、新規需要米制度では対象内になるなど、生産者も当社ハニーマザーもメリットのある取引ができ、年間を通しての米量を確保できる目処もつき、それが米粉となり、お菓子となりといった事業展開もより可能となりました。

そのようななか、藤岡農場さんなどの有機米を、有機認証のある加工(製粉)事業者に、製粉をお願いし、「有機米粉」としての価値とこだわりをもって、製菓を行うことをスタンダードに。

またハニーマザーさん自身も有機加工食品の小分け事業者の認証も取得。物販としても、店頭やネットショップ、マルシェ等にて、1キロや400g入りの袋を販売できるようにもされています。

 農の現場でがんばる人と、お客様の距離を近づけること。

お米には、つくり手の思いはもちろん、その土地の歴史・風土の物語が詰まっています。
お米を巡って生まれる、「三方よし」のサスティナブルな関係で暮らしを豊かに。
それがハニーマザー、そして「田田田堂」の願いとのことです。

この4月より、田田田堂のフラッグシップショップもオープンされます!

お米の可能性をどこまでも追求し、豊かな自然環境を次代に引き継がれるため、次々と着実に未来を切り開いていくハニーマザー(田田田堂)さんにこれからも目が離せません。お店へもぜひご訪問ください。
兵庫県神戸市東灘区御影郡家1-23-12 (ハニーマザー本店からも西に徒歩10分)